学校法人 柿迫学園 あすなろ幼稚園

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あすなろコラム

~となりの芝生~ 2021.01.08

「あの人はいいなあ・・・」などと他人をうらやむ気持ちになったことはありませんか。自分の嫌なところばかりが気になったり、思い通りにならなくてあせったり、思わぬ失敗をして落ち込んだり、生きていくうえでの悩みは尽きないものです。

 

福岡の歯科医の御子息として生れた井上陽水さんは、高校時代のある夜に、自分のコンプレックスの数をかぞえると24個もあって眠れなくなったそうです。その後、何度も大学受験に失敗し、勉学の道が自分に向いていない事を悟り歌の世界で成功を収めました。

 

人は思い通りにならない時、ついつい自分のまわりの人たちに目を奪われてしまい、こう思うのです。「みんな自分の道を見つけて、しっかりと歩いている。それなのに自分は・・・どこへ向かって何をしているのだろう」

 

この世に生れて歩む人生はそれぞれです。となりの芝生はよく見えるといいますが、どんなにうらやんでも、あなたは他人になれないし、他人もあなたにはなれません。つまり他人と自分を比較しても永遠に平行線で意味がないのです。

 

しかし、今までの自分から新しい自分に生まれ変わることは可能です。それは他人の真似ではなく本当の自分を見つけることなのです。他人の生き方にとらわれずに、自分はこれでいいんだ。という自覚こそが、真の自分を意識することなのです。時は止まることなく流れています。立ち止まることなく進めば、景色も変わります。良くも悪くも止まっているだけなら、やがて降り出す雨に濡れるだけなのです。他人のまねではなく自分らしく生きる一年を過ごしたいものです。

 

~安らぎの場所~ 2020.12.18

今年も余すところ2週間程となりましたが、あらためてコロナに始まりコロナで終わったと言わざるを得ない年でしたね。あらゆる業種の方々が大変なご苦労をされた一年でしたが、時の流れだけは、我々の不安や憂いを見ないふりをして、よどみ惑うことなく流れて行くんだなぁ~ということをつくづく実感します。

 

さて、そのようなコロナ禍の中で、外出や仕事を制限された反面、家庭で過ごす時間が増えて、あらためて家庭の良さに気づいたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。「家族間の会話が増えて家庭が明るくなった」「家族の結束がより強くなった」などの話を聞く度に、コロナ禍と言えども悪いことばかりではなかったのでは、と思います。

 

言うまでもなく家庭というのは「心を休める場所」です。例えば、教育の現場として家庭教育、学校教育、社会教育の3つがあげられますが、どれも人を育てるうえで、大切な場所であることは間違いありません。しかし、学校や社会が家庭と違うのは「安らぎの場所」であるかないかだと私は思います。

 

よく「教育の責任」という言葉を耳にしますが、この手の質問を学校にすると、ほとんどが「教育の責任は家庭にあり」となるそうです。まあ、わかるような気もしますが、あえて私は学校機関に従事している者として、やはり「教育の責任は学校にある」と思います。

 

「学校とは教育するところ」そして「家庭とは心休めるところ」です。もちろん学校教育を補うべく家庭で教育することも必要ですが、家庭の第一義は「体や心を休める場所である」そのことを忘れることなく、楽しい心休まるXmasそして年末年始を過ごしましょう。

~心の在り方~ 2020.12.01

新型コロナに振り回されながら春、夏、秋、そして晩秋の月日を数えて気が付けば、師走を迎え、あっという間に2020年も終わろうとしています。この1年を振り返ってみると、今までに経験したことがない、と言わざるを得ないほど、誰もが大変な思いをした年だったのではないでしょうか。

 

中でも私が心を痛めたのは、コロナによる謂れなき偏見や差別、誹謗中傷の類です。普段は決してそのような態度を取らない人でも、恐怖や不安、はたまた利己的な心の在り方で、行動が変わってしまったということでしょう。

 

人は誰しも「よい心」と「悪い心」が共存している。と私は思います。シェークスピアのマクベスは悪魔に心を売ってしまい、王の暗殺に成功するものの、最後は破滅の道をたどります。もともとは正義感あふれる勇敢な将軍だったマクベスです。計画を断行するか…思いとどまるか…。彼なりに心の葛藤はもちろんありました。しかし、最終的には魔女の予言による不安や恐怖と夫人のけしかけによる欲望に負けてしまったのです。

 

「よい心」で接すると人が集まり、「悪い心」で接すると人が離れていきます。この世の中に100点満点の人はいないのと同時に、0点の人もいない。要するに人と接する時に「よい心」が出せるか出せないかによってその人の価値が決まるということのようです。

 

昔から、いじめが大きな社会問題となっていますが、そのいじめは子どもの世界だけではなく大人社会にも存在します。子どもは社会を写す鏡です。そして社会の責任は大人にあるのです。子どもの世界でも大人の世界でも、いじめる人の心にも良心はきっとあるはずなのですが、残念ながらそれが出せないでいるのでしょう。

人間の性(さが)でもある「悪い心」をできる限り封印し、「よい心」で心温まる人間関係を築く努力を我々大人社会が実践していくことが何より大切ですね。

~心の力~ 2020.11.01

今年はコロナの影響で多くの飲食店が廃業になり、西日本一の歓楽街、中州でも人通りはまばらで、ネオンの灯りが一層寂しさを演出しているような気がします。そのような状況下、芸能人も多く訪れる中州を代表する高級クラブ「ロイヤルボックス」の藤堂ママがある取材の中でこんなことを言っていました。「負けると思えば負ける、勝つと思わないと絶対勝てない」

 

実はこのママはジャンケンがものすごく強いことでも有名で、なぜそんなに強いのかを聞くと、ジャンケンをする前に「必ず勝つ!」という自己暗示をかけて勝負に臨むから勝つ。勝負前に「ひょっとしたら負けるかも・・・」なんて思い描くと大体が負けるそうです。

 

その昔、話題になったマーフィーの法則をご存知でしょうか。マーフィー氏は「あなたの人生はあなたの心に思い描いたとおりになる」と主張して有名になりました。仮に「人生なんて思い通りにならない」と思っている人がいるとしたら、その人の思い通りにならないという思いが、思い通りになっている。ですから、どんな状況でも悲観的にならず思い通りになると信じて行動することが大事だというのです。例えばシンデレラは継母にいじめられながらも夢をあきらめませんでした。そしてついに奇跡を呼び起こしたのです。

 

これは古い童話の話ですが、心には我々の想像をはるかに超えたパワーがあると私は思います。そしてその力はプラスにもマイナスにもはたらきます。「必ずうまくいく」と強く思えばよい結果が生れるのです。ただし、心の中にほんの少しでも心配や不安を抱えるとやはり結果もそのとおりになるようです。穏やかな心は穏やかな人を引き寄せ、喜びの心には笑顔が返ってきます。逆に怒りや憎しみの心はそのとおりの結果を引き起こします。心を夢や希望で満タンにして有意義な毎日を送ることが出来ればと願い、ジャンケンが弱い私はジャンケンに勝つ心の訓練をしたいものです。

~適応力~ 2020.10.01

あんなに暑かった今年の夏もお彼岸を過ぎた頃からすっかり秋めいてきました。季節はめぐるといいますが、朝晩の気温や澄み切った青空、いつの間にか早くなった日没時間などいたるところに秋の訪れを感じることができます。

 

しかし、なかなか終わりが見えないのがコロナですね。WITHコロナの言葉の通り、私たちは否応なしにコロナとの共存を強いられてしまっている現状に変化はありません。マスク、消毒、そしてディスタンス。新しい生活様式などと謳われプライベートのみならず皆さんの仕事の考え方やスタイルも随分と変わってきたのではないでしょうか。

 

最初は不便さや違和感を覚えたことも慣れてくれば「これって結構いいかも」などと思えたりすることがあるならば、これこそが人間の適応力の凄さと言えるでしょう。まさに「人間万事塞翁が馬」で、生きていれば好ましくないことも必ず起こりますが、その状況から逃げたり拒否したりせずに、真っ向からしっかりと受け止めて覚悟を決めれば、今まで出来なかったことも出来るようになる。私はそう信じています。

 

さらに誤解を恐れず言うならば、人のしあわせは、目の前のすべてを受け入れた時から始まるのではないでしょうか。日常生活の中で起こるさまざまな出来事を他人事ではなく自分の事として受け入れてみれば案外、肚が座って迷いがなくなる。そうなれば必ず「あの手この手」というアイデアや発想が生まれ、新しい世界が見えてくる。現実と向き合い、それにしっかり適応できるかどうか、しあわせはそこから始まり、その可否に人の真価が問われている気がします。

 

何でも自由に手に入るのがしあわせではなく、汗水流したり知恵を絞ったりアイデアや工夫を強いられる現実に生きているからこそ人は生きがいややりがいを感じる。今を生きる自分に思い上がることなく、どんな事が起きてもすべてを受け入れて適応する力が、これからも我々に求められることでしょう。

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