あすなろコラム

~今が幸せな人~ 2021.11.01

むかしのCM に「しあわせって何だっけ 何だっけ」というのがありましたが、皆様にとってのしあわせって何でしょう。

 

美味しいものを食べて大満足するとか、温泉が好きな人は、湯船にゆったりと浸かって心と体を癒すとか、エステにマッサージ、大好きなアーティストのコンサートに行くとか‥人それぞれのしあわせがあると思います。しかし、すべてのしあわせに共通するのは「今が幸せな人が一番幸せ」ということだと私は思います。

 

つまり、人はどんな状況にあっても、今この瞬間に、幸せと感じる人が一番幸せということです。それは、過去でもなく未来でもない、今なのです。今は不幸だけど、将来はきっと幸せになる。そのようなシンデレラストーリーを願う人の今は幸せとは言えません。

 

世の中には、裕福な人もいればそうでない人もいますが、お金がある人すべてがたった今の幸せを感じているでしょうか。お金があまりなくても、家族で助け合って、つつましく暮らしている人すべてが、今の境遇を不幸だと感じているでしょうか。体が不自由であっても病気がちであっても、日々感謝して生きている人の今は不幸でしょうか。

 

相田みつを氏が「しあわせはいつも自分の心が決める」と言ったのは、裕福で健康だからといって、幸せだとは限らないし、お金がないからとか、今病気を患っているから不幸だとは限らないからです。なぜなら「人の不満や争いは、足りない所からではなく、むしろ有り余るところから生ずる」とも言われているからです。

 

将来の夢に向かって必死になって努力する人も、今が不幸で未来が幸せと思わずに、努力している今も幸せ、夢を追い続けている今こそが幸せ、そして、たとえ病気でも体が不自由でも生きている今に感謝できれば幸せです。「今が幸せな人が一番幸せ」そして「しあわせはいつも自分の心が決める」幸せはいつもあなたのそばにあることに気づいて下さい。

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~珠玉の言葉~ 2021.10.01

積年の願いが叶い、ようやく職場の事務スペースを改装することが出来て、以前より快適に過ごせることがとても有難く思える今日この頃です。「環境が人を育て、環境が仕事する活力を生み能率を高める」そのようなことを以前、どこかで聞いたような気がしますが、まさにThat’s right!であります。

 

夏休みを利用しての改装工事が始まる前に、教室を仮事務室にするための引っ越し、そして完成後の引っ越しに際し、古くなった物やゴミの処分に追われ、あわただしく過ごしたのですが、私物である大量の書籍等を整理する中、ふと目に留まった物が、今も私の机の隅にポツンと置いてあります。それは、相田みつを氏の「こころの暦」という日めくり作品集ですが、ひとり心静かに、ページをめくれば、みつを氏の珠玉の言葉が次から次へと目に飛び込んできます。それは、時に自分を励まし、時に自分を戒める、言葉が持つ不思議な力だと感じずにいられません。

 

思えば、園庭の花壇に植えた花々も水を与えるのを忘れると萎れてしまいますが、再び水を与えると、ほどなく一斉に息を吹き返し元気になるのと同じように、花の命の源が水ならば、人の命の源は言葉です。「その一言で励まされ、その一言で夢を持ち、その一言で腹が立ち、その一言でがっかりし、その一言で泣かされる‥」という詩がありますが、まさにThat’s right!であります。

 

つまり、よい言葉に出会うことは、よい友人に出会うのと同じような価値を持つ。汚れた水は花を枯らし、汚れた言葉は人の心を汚してしまう。ならば、どれだけ良い言葉に触れ心を満たしていくかが、その人の人生を大きく左右する。心に響く珠玉の言葉、それは人生をより深く、より豊かにする。言葉の及ぼす力の大きさを私たちは忘れてはならないと思います。

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~未来予想図~ 2021.09.01

私たちが心に思い描く予想というのは、ふたつあります。ひとつは当たって欲しい予想、もうひとつは、言うまではなく当たって欲しくない予想です。ひと昔に流行った「未来予想図」なんて曲は、愛し合うふたりにとって、まさに当たって欲しい予想ですよね。

 

では、当たって欲しくない予想とは‥。例えば私にとっては、今年のホークスは優勝できないのでは?とか、まあいろいろとありますが、皆さんにとってはいかがでしょうか。

 

未来については、以前、小欄でも触れましたが、人類の未来を予想した「The future of work」という動画は、今まで人間が担っていたルーティンワークをすべてAIロボットに委ねる世界を描いています。まさに最先端技術に明るい学者たちが描いた未来予想図です。これらは「Society5.0」と呼ばれる世界ですが、さらに先日、知人から「ムーンショット計画」なる言葉を聞き、その内容を調べると驚愕でした。

 

一部を紹介すると「2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する」「2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを‥」云々とあります。俄かには理解し難いですが、人の人による人のための生活をAIロボットに任せることで、未来の人類は、本当に幸せになるのでしょうか。

 

私は思います。これは当たって欲しくない未来予想図だと。なぜなら、人はあらゆる困難を自らの手で自ら汗をかいて克服することに生きる価値があると考えるからです。子育ても同じで、親子が直接肌で感じるぬくもりに意味があり、マニュアル通りにならない中で、もがき苦しみながらも我が子の成長を感じた時の喜びに冥利がある。つまり失敗した時や思い通りにならなかった時の悔しさや涙は、必ずその後の人生の糧となる。困難を克服して得られる有難さや限りあるものを慈しむ心がロボット生活に奪われるとしたら‥。人は自分には不可能はないと思い上がった時から不幸が始まるのではないでしょうか。のび太君もドラえもんに頼りっぱなしではなくしっかり自分の足で人生を歩んでほしいものです。

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~すご過ぎる人たち~ 2021.07.19

コロナや水害やオリンピック是非問題など、このところ毎日が暗いニュースばかりで、気分も滅入りがちですが、唯一、とっておきの明るいニュースと言えば、海の向こうで大活躍の日本人メジャーリーガー。大谷翔平選手ですね。

 

身長194㎝、体重102㎏という恵まれた体で、160㎞を超える豪速球を投げ、190㎞に近い打球速度でホームランを叩き込むなど、とても日本人とは思えないパワーの持ち主。特に打球速度に至っては、たぶん想像するに、打った瞬間、駅のホームで目の前を通過する新幹線を見ているような迫力とスピードではないかと思います。

 

しかし、その大谷選手よりすごい強者が我々の身近に存在しているのを皆さんはお気づきでしょうか。そうです。そのお方は、子供達のヒーロー、アンパンマンです。

 

細かい話は割愛して、結論から言わせてもらえば、アンパンマンは、頭の重さだけでなんと112㎏で、大谷選手の体重より重いということが判明しています。そんな重たいモノを肩の上に載っけて空を飛んだり、バイキンマンをやっつけたりしているわけで、やっぱり彼は優しいだけでなく、本物の怪力ヒーローだったのですね。

 

そしてもうひとり、その偉大さを忘れてはならない方がいます。その名は、うら若き女性のバタコさん。ご存知の通り「アンパンマン、新しい顔よ~!」と叫び、アンパンを投げる速度は何と時速144㎞。112㎏ものアンパンを、プロ野球のピッチャーのストレートと同じスピードで投げるパワーはオリンピックに出れば金メダル間違いなし、というところでしょう。

 

因みにオリンピックの金メダルって純金ではなく、銀でつくったものに金メッキを施しているらしいですね。それは別として、オリンピック。開催するからには、後世にいい意味で語り継がれるレガシーになって欲しいものですが‥さて、どうなることやら‥。

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~アイタタタっ!~ 2021.07.01

コロナにより、以前は週末に時折通っていたスポーツジムも随分ご無沙汰になってしまい、あまり動くこともなく、まるで冬眠しているかの如く過ごす時間が増えた結果、あらためて気づいたことがあります。それは・・。

 

「太った!」

 

と言うことです。洋服の衣替えを済ませ、昨年来ていた細身のポロシャツなどに袖を通して鏡を見ると、アイタタタっ!こりゃいかん・・でありまして、コロナはこんなところにも悪影響を及ぼしていると思った次第です。

 

それと同時に、もうひとつ最近困ったことと言えば、一定の姿勢でしばらくじっとしていると、それは訪れます。例えば椅子に座って本を読んでいたとします。一区切り読んだところで、おもむろに立ち上がろうとした瞬間に・・体が・・。

 

「固まってる!」

 

のです。無理に動かそうとすると思わず口に出るのが、アイタタタっ!こりゃいかん・・でありまして、もちろん年齢的なものもあるとは思いますが、まるで自分の体はセメントで出来ているのではないかと思うほどに、ベッドで寝返りを打つときもそう、ベッドから起き上がる時もそう、足を伸ばしても曲げても固まる。はたまたトイレに長時間座った時など(不躾ながら小生、トイレで本を読む習慣がありますので‥)まるで「ロダン」の「考える人」の姿勢のまま固まってしまいます。

 

いったいこんな私に誰がした。それもこれもみんなコロナのせいだと勝手に決めつけてしまいたくなる今日この頃なので、ただただ、一日も早くコロナの終息を願うばかりです。

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