~始まりと終わりの節目~
むかしから、幼稚園や保育園では、頑張った子供達へ贈る「ごほうびシール」や「がんばりスタンプ」なるものがありました。何かを頑張ったときに、シールやスタンプをもらって台紙に張ったり押したりしていくわけですが、もらってうれしいし、台紙にコツコツためたものを眺めるのもうれしい。まさに、アーモンドグリコ風に言えば「一粒2度おいしい」の世界ですね。(ちなみにアーモンドグリコとは昭和を代表するヒット商品のオマケ付キャラメルです) そして、コツコツためると言えば、このコラムも今月で300回の節目を迎えることとなりました。これもひとえに、今まで園とかかわりを持ってくれた方々や、今まさに、ご縁をいただいている方々すべての皆様のおかげという感謝の気持ちでいっぱいです。同時にパソコンのコラムのフォルダを開けば300を数えるタイトルそれぞれが私への「ごほうびの印」のように思えて、すごーい!-と、自画自賛の悦に入っています(笑)。 さて、今年の夏も容赦ない暑さに、街中では熱中症患者の搬送のため救急車がひっきりなしに走り回り、涼を求めて出かけた水辺では水難事故、そしてさらに集中豪雨や地震によっても、多くの尊い命が奪われるという、まさに酷暑多難の夏でした。 そんな中、ある日のネットニュースに衝撃的な記事が載っていました。今からおよそ25年後の2050年頃の日本の夏の最高気温は、なんと40℃以上が当たり前になるということらしいのです。 今年の夏、はじめて酷暑日(最高気温40℃以上の日)という気象用語が登場しましたが、2050年の真夏は、ほぼ毎日が酷暑日ということに‥。まさにくわばらくわばらと祈りたく次第です。 しかし、‐始まれば必ず終わる‐。誰もが否定しようもなかったこの暑さも 『夏が過ぎ風あざみ、誰のあこがれに彷徨う。青空に残された、私の心は夏模様‥』-「♪少年時代♪」の歌詞が頭に浮かんでは消え、いつの間にか、日が短くなり、蝉の声は消え、夕日に染まる空に赤とんぼ、夜になれば、どこからともなく虫の声が聞こえてきます。 そんな終わりと始まりの節目となる9月は、厳しい残暑の中にも、あちらこちらに秋の気配を感じることが多くなることでしょう。-誰かさんが見つけた小さい秋- 皆さんも、どこかで小さな秋を見つけて、季節の移ろいを身近に楽しんでいただけたらと思います。
