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園から、ことばのお便り。

あすなろコラム

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~みんな育って みんないい~

子どもの「成長」と言えば、まずひとつに体が大きくなるってことですね。身長や体重はもちろん足のサイズなどがどんどん大きくなり、ちょっと前の服などが、すぐに入らなくなってしまう。そんな時、わが子の成長の早さに驚くとともに、ちょっとした喜びを感じるわけですが、これが大人の場合になると、話は別でして、お気に入りの服を久々に着て鏡を見た瞬間「げげっ!」と一言。「ぱっつんぱっつん」の自分の姿に‐まったく喜ばしくない成長?‐を感じてしまうこともあるので…体の成長は「子ども限定」であってほしいものです(笑) そして、もうひとつの成長とは「出来なかったことが出来るようになる」ということです。言うまでもなく子どもは日常生活の中で、さまざまな経験を通して「出来なかったことが出来る」ようになっていきます。歩いたり走ったり、言葉を覚えて会話をしたり、歌や演奏を楽しむ。それぞれの成長のペースに違いはありますが、どの子もみんな「出来なかったことが出来る」ようになる。ですから幼児期とは、まさに「みんな違って みんないい」=「みんな育って みんないい」という世界なのです。 しかしながら、これまた‥わたくしの場合となると話は別でして、最近は歳のせいでしょうか、子どもとは真逆に「出来ていたはずのことが出来なくなってしまった」と実感することが多くなってきました‥。加えて、何かをやろうと思って、動き出してはみたものの、途中で「あれれ?! 何をしようとしたんだっけ?」となることもしばしばでございます。トホホホ。。。 さて冗談はこのくらいにして、話を元に戻しますと、子どもの成長にとって大切なのは何といっても「環境」です。そしてその環境とは、子どもの「意欲」を育てるものでなければなりません。最初は簡単なことから始めて「出来た喜び」を味わう。子ども自らが感じるこの喜びこそが明日への「意欲」につながるのです。「無限の可能性」とよく言われますが、その扉を開くのは「意欲」なのです。「出来る喜び」→「意欲」→「みんな育って みんないい」 これらのすばらしき循環の世界が、子どもの育ちに必要な「環境」と言えるでしょう。 さらには「意欲」の芯に火を灯し「やればできる」という可能性の扉を開いていくためには、大人や仲間の「励まし」も大切です。「ほめて・みとめて・励まして」これこそが日常の保育はもちろん、さまざまな行事への取り組みの中で、私共保育者が目指すべき人的環境だと私は常々思います。

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