~その壁を乗り越えろ~
それぞれの人生において、人はたくさんの壁に直面します。たとえばオギャーと生まれた赤ちゃんは、ほとんど何もできませんが、やがて言葉を発し、立ち上がって、自分で歩けるようになる。つまり最初は出来なかったことが、やがては出来るようになる。これを成長というのですが、そのためには必ず乗り越えなければならない壁があります。このコラムを読んでいる皆様方の今があるのも、きっと幾つもの壁を乗り越えてきたからこそ-ではないでしょうか。 陸上の競技にハードル走がありますが、私はこの競技が好きです。ランナーがハードルを次から次へと乗り越えてゴールを目指す。平たんなコースではなく、たくさんのハードルという障害が目の前に立ちはだかっているので、それらの壁を乗り越えて前へ前へ進むことがランナーに求められる。ぶつかってしまうこともある。つまずいてふらついたり転んだりすることもある。それでもけっして立ち止まらずに、ただひたすらに走り続ける-「当たって砕けろ!」という言葉がありますが、その意味が『立ちはだかる壁に向かって何度失敗したとしても、挑み続けろ』ということならば、ハードル走とは、まさに人生そのものだと私は思います。 つまり、壁を乗り越えれば、必ずそこにゴールがあるとすれば、目標を達成するための壁というものは、けっして邪魔なものではなく、自分自身の成長のために、なくてはならない存在であり、逆に、壁のない平たんな道には、苦しみや悩みはないが、喜びや感動、ましてや成長もないといえるでしょう。 「あなたは、なぜ、山にのぼるのか?」という質問に「そこに、山があるからだ」と答えたイギリスの伝説的登山家『ジョージ・マロリー』の言葉は有名ですが、なぜ人は生きていくのか、それは、そこに壁があるからで、人生とは壁を乗り越えて成長するためにあるのです。だから焦らず怯まず諦めずに目の前にある壁を乗り越えてほしい。そして成長してほしい。 この春、入園・進級する子供達、そして幼稚園を卒園して新しい道への第一歩を踏み出す子供達に「がんばれー!」の気持ちを込めて、この応援歌を贈ります。 ~いくつもの日々を越えて たどり着いた今がある~ ~だから もう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと~
