園長自らの心に浮かんだ言葉を綴ったポエムです。
コラム同様、楽しんでいただければと思います。
- ~春を思う~
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覆うものもなく
寒風に身を晒して
凛と立つ桜の木々
その枝のつぼみは
何を思うだろう
冷たい土の中
それでも必死に
細い体を伸ばし続ける
土筆っこ達は
暗闇の中で
何を思うだろう
空腹と寒さに耐え
体を寄せ合って
雪を眺めている
山猿の親子は
震える体で
何を思うだろう
その思いは
たったひとつ
いつの日か
そう いつかはきっと
やってくるだろう
その日への
たったひとつの思い
思いは願い
願いも思いも
たったひとつ
我々の願いや思いも
たったひとつ
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2022.01.24
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